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LlME長津田ステーションフロント 『外部環境の健康・快適性を重視』

敷地は長津田駅からの利便性に恵まれた立地でありながら閑静な戸建住宅街に囲まれている。「LlME長津田ステーションフロント」では住戸内だけではなく外部にわたって周辺環境との共生に取り組まれており、雨水の地下ピット貯留と雨水利用、透水性舗装によるヒートアイランド現象の低減、落葉樹の効果的配置による夏季日射遮蔽と冬季日射取得等が採用されている。
●事業者:東急不動産㈱・相互住宅㈱ / 所在地:神奈川県横浜市緑区長津田
●竣工:1998年
●設計:㈱東急設計コンサルタント
●構造・規模:RC造、地上5階建(一部2階建) 3棟 240戸
●敷地面積:1.35ha / 延床面積:2LDK(61.19㎡)~4LDK(108.21㎡)

大阪府営河内長野木戸住宅 『自然の恩恵を積極的に招き入れた集合住宅』

大阪府営河内長野木戸住宅は、「街づくり設計競技」の最優秀作品として優れた環境共生のアイデアをもつ作品が実施設計された集合住宅。平成6年度環境共生住宅市街地モデル事業実施地区でもある。環境共生配慮事項として、透水性舗装、太陽光発電雨水循環システム、雨水利用システム、風力発電等が採用されている。
●事業者:大阪府 / 所在地:大阪府河内長野市木戸東町
●竣工:1997年
●設計:イーアンドエー設計㈱
●構造・規模:RC造 470戸

下関・ 一の宮県営住宅 『尾根景観の復元と緑のネットワーク、自然エネルギーの利用』

下関・一の宮県営住宅は、造成された丘陵地において、照葉樹林を育て、小動物や昆虫が生育する環境を取戻すと共に、自然エネルギーの適切な利用により、エネルギー消費や廃棄物発生を低減した快適な住環境づくりに取組んだ団地。中高層棟を段階的に配置することによってかつての尾根景観の復元に努めている。地域特有の夏の東風を取り入れるとともに冬の西風を防ぎ、住棟間を流れる風が適度に分散するように、住棟が配置されている。
●事業者:山口県住宅課 / 所在地:山口県下関市一の宮
●竣工:2001年
●設計:㈱アルセッド建築研究所
●構造・規模:RC造 地上3~10階建 209戸●敷地面積:25,280㎡ / 延床面積:3278.51㎡(1・2号棟)

平良市営馬場団地 『南島型の気候風土に適応した地域の暮らしと住まい方を尊重』

宮古島は琉球石灰岩がつくる低平な島で、日射が強く塩害にさらされ、台風が常襲するなど、厳しい自然と共生する暮らしが求められる。馬場団地は伝統的な生活習慣である南入りの住様式を踏襲したテラスアクセス方式及び、影空間となる中庭を設えた住棟配置が特徽。強い日差しを遮る日影が居室から半戸外、戸外へと連続し、南風が日影と緑陰を通り抜け、涼風となって南島の暮らしを癒している。
●事業者:平良市 / 所在地:沖縄県平良市
●竣工:1997年
●設計:伊志嶺敏子一級建築士事務所
●構造・規模:壁式RC造 3階建 4階建 13棟 177戸
●敷地面積:18,495.79㎡ / 延床面積:13,885.64㎡

糸満兼城の家 『自然特性のメリットを活かしデメリットを制御する』

沖縄の自然特性の活用と制御のよる省エネルギー化、建物本体の空間構成の工夫による省エネルギー化、自然循環型住宅の3つをコンセプトとして設計された住宅。具体的には雨水の再利用、2層吹き抜けのリビングルームの採用、使用後の雨水の浄化とリサイクル 等が採用されている。
●事業者:個人 / 所在地::沖縄県糸満市
●竣工:1994年
●延床面積:136.58㎡

東風平の家 『伝統的な雨端(戸外空間)を中心に据える』

沖縄の伝統的な戸外空間である雨端(軒下空間)を中心に据え、戸外空間を活かした生活を可能とする住宅をつくることをコンセプトとした住宅。沖縄における水不足解消のため、雨水利用が徹底されている。雨水は、風呂、洗濯、散水などに利用され、排水は、合併浄化槽で浄化し、スイレンの池に流し、その後放流するなど、健全な水循環を作ることも、本住宅のコンセプトである。
●事業者:個人 / 所在地:沖縄県東風平町
●竣工:1994年
●延床面積:121.15㎡

繁多川の家 『地名に表された場所性への配慮』

毎年のように水不足に悩まされている水事情とダム開発による自然環境破壊の抑制を考慮し、雨水の有効利用を図った住宅。もともとは水が豊富な地域であった場所性に配慮し、かつての記憶を呼び起こす仕掛けとして雨水を利用したせせらぎの設置や斜面緑地との連続性に配慮した積極的な緑化などをおこなっている。建物の屋根に降った雨は、10 tの地下タンクに貯めトイレの洗浄水や樹木の散水等に有効利用している。
●事業者:個人 / 所在地:沖縄県那覇市
●竣工:1998年
●延床面積:200㎡

石井の家 『住まいや空間を介して土地の特性や自然環境・地域環境を際立たせ、つながりをもつ』

市街化調整区域である田園地帯の中の建て替え住宅。丸太柱が並ぶ2階柱廊と赤い曲面壁で構成される外観、これと交差するように設けられた南北の大開口部による視界の拡がりなど、周辺の田園風景や山々の中で建築を介して土地の特性や自然環境を際立たせながら、同時に住まい空間が山や川、田畑、地場の木材といった地域環境との関係性を意識させ、有機的なつながりをもつことをめざしている。
●事業者:個人 / 所在地:徳島県名西郡石井町
●竣工:1996年
●延床面積:163㎡

「き」なりの家 『生活者の立場に立った住まいのあり方と省エネ・長寿命・エコマテリアル』

生活者の立場に立ったこれからの住まいのあり方の模索と同時に、省エネルギー、長寿命化、エコマテリアルをテーマとしたコンセプトハウス。西日本の長く蒸し暑い夏と冬の寒さに対し、外断熱、屋根や外壁の緑化等により少ないエネルギーで快適な室内気候を実現している。さらに、大きな河川敷や水源地に隣接する緑豊かな敷地の特性を生かすため、水草をテーマとした小川を作り、雨水を利用した水の循環と浸透を図ることで周辺環境との親和性に配慮している。
●事業者:㈱岡山工務店 / 所在地:岡山市
●竣工:1998年
●延床面積:273.06㎡

EcohS HouseⅡ 『都市におけるパッシブソーラーハウス』

都市におけるパッシブソーラーハウス。建物を上下に貫く大吹き抜け空聞が間取りの中心に配置されており、温熱環境の緩衝帯として積極的に光・熱・風を室内へ導いている。また、吸放湿性に優れた自然素材と放射式暖冷房により快適な空間造りとエネルギー消費を低減させている。ライフステージ等の変化に対応できる構造・プランニングとこれを支えるDIYによる日頃のメンテナンス・50年点検システムによりLCEの低減を図っている。
●事業者:個人 / 所在地:川崎市宮前区
●竣工:2000年
●延床面積:239.53㎡

H邸 『隣接して残されている里山との関係性を活かす』

緑の多く残る都市近郊の住宅地に立地する木造2世帯住宅。外観は母屋と別棟を広いテラスでつなぐ形になっている。手すり面材に使われた熱反ガラスへの緑の写り込みと緑化屋根で、敷地南側の自然のまま残された里山などの周辺環境との融合を図っている。冬の充分な日射熱取得と、夏の通風や夜間の冷気取り込みに考慮した開口部や吸気ファンが設置されている。
●事業者:個人 / 所在地:神奈川|県横浜市鶴見区
●竣工:2000年
●延床面積:214.23㎡

篠原町の家 『職人の高い技能や創造力によるパッシブ空間』

職人のもつ技能や創造力を充分に発揮してもらえるような建築生産のあり方をふまえて建てられた住宅。丸太の梁組の大きな吹抜風洞と広い土間が有する大きな熱容量がパッシブ性能のポイントになっている。可動外部ルーバーに加えてダブルスクリーンを持つ西面出窓は、室内側から遮光・遮熱が制御できるように工夫されており、都市環境下で外部との有効なつながりを持たせている。
●事業者:個人 / 所在地:横浜市港北区
●竣工:2000年
●延床面積:148.31㎡

国分寺の家 『冬暖かく丈夫で長持ちする家』

冬暖かく丈夫で長持ちする家という施主の要望に応じた高耐久かつ高断熱高気密住宅。高断熱高気密化により、各室の温度差の少ない温熱環境が実現されている。夏の室内の熱気はオーニングやトップライトの開放によって排熱させるとともに換気を促進し快適性を向上させている。冬は暖められた室内の暖気をサーキュレーターによって家全体に拡散し暖房に活用されている。
●事業者:個人 / 所在地:東京都国分寺市
●竣工:2000年
●延床面積:94.60㎡

アクティブエコハウス 『都市生活の中で無理なく楽に環境負荷を減らす』

自然環境に恵まれない都市の中で、都市生活者が無理なく楽に環境負荷の少ない生活をするため、建物の高性能化、高寿命化、環境設備の有効利用、エネルギー使用機器の検討、廃棄処分対策、化学物質対策等に取組んだ住宅。外断熱蓄熱構造、太陽光発電、太陽熱温水器、雨水の生活水利用、省エネルギー電化機器の使用等によりエネルギーの高効率化とランニングコストの大幅低減が実現されている。
●事業者:個人 / 所在地:東京都足立区
●竣工:2000年
●延床面積:214.13㎡(2戸)

江戸川台の家 『住み手のライフスタイルを反映したシンプルでベーシックな環境共生』

広いピロティを持つコンクリート造の1階に木造の2階を乗せた混構造住宅。2階居間コルクタイル床下に外断熱を施した蓄熱コンクリート層を設け、冬季の日射を取り込み暖房とするダイレクトゲインパッシブソーラーを採用。その他、補助暖房としての深夜電力利用蓄熱式床暖房、十分な出幅を確保した庇による夏季日射遮蔽、水セメント比を考慮した躯体コンクリートの高耐久仕様等が採用されている。
●事業者:個人 / 所在地:千葉県流山市
●竣工:2000年
●延床面積:131.69㎡

I邸 『夏・冬でモードを切り替えるパッシブソーラーハウス』

低層の住宅街に位置し、南東面に開放された敷地に建つ住宅。可変性を持つ間取り、吹抜けを利用した自然換気や自然採光を実現している。また、敷地の高低差を利用した地下部分の利用やスキップフロアの採用による容積の有効活用も図られている。PAC工法(パッシブエアサイクル)に加え、自然素材・健康素材の使用、国産材の多用等にも配慮している。
●事業者:工アサイクル産業㈱ / 所在地:埼玉県朝霞市
●竣工:1999年
●延床面積:157.82㎡

I邸 『四季を楽しむ大屋根の家』

緑豊かな公園に隣接する住宅。この恵まれた立地条件を第一に考え、西日に配慮しつつ、大きな開口部と広いバルコニーにより自然を楽しむ工夫がなされている。冬も夏も効率よく快適に過ごせるよう十分な断熱・気密化が施されるとともに、既存樹木を残すことによる日射のコントロールも図られている。さらに木材や瓦といった自然素材の多用、旧宅で使用していたムクの床板の再利用など製造時の環境負荷にも配慮されている。
●事業者:個人 / 所在地:埼玉県浦和市
●竣工:1998年
●延床面積:170.59㎡

燦窓の家「Zelkova」 『住み手の思いが投影される生活環境を支えるための環境共生』

古くからの屋敷林であるケヤキやシラカシの大木に守られ、広い角地に建つ建替え住宅。場所の記憶を継承する樹木や石材の保存・再利用を含めて、バリアフリー化、壁体内通気構法・基礎パッキン工法、越屋根を利用した自然換気の促進等が採用されている。
●事業者:個人 / 所在地:埼玉県さいたま市
●竣工:1997年
●延床面積:221.78㎡

欅の家 『恵まれた立地環境を活かす開放的な設計』

関東平野の最深部で冬季の晴天率が高い地域に建つ住宅。敷地は北に竹林の山を、南に緩やかな斜面とその先に大芦川を擁し、敷地脇の山からは山水が湧いている。このような恵まれた立地環境に対し、当住宅は南北に大きく開き、北の順光と風を取り込み、南への大きな展望を確保している。また、地場材の大谷石を構造材と内装材に用い、高い調湿性能を持たせている。
●事業者:松澤穣+テシコビルネス / 所在地:栃木県鹿沼市
●竣工:1997年
●延床面積:171.72㎡

木なりの家 『シンプルな架構でのパッシブで快適な住環境の追求』

「茨城県地域適合型木造住宅」のモデルプロジェクトとして実現した在来構法による2階建て戸建住宅。真壁民家型構法を基本に、プラットフォーム構法や大壁構法の長所をミックスして、工程や材積を削減する合理化を徹底。同時にシンプルな架構でありながらも、多様で可変な空間構成と熱的にパッシブで快適な住環境を成立させている。
●事業者:共同組合茨域県木材住宅センター / 所在地:茨城県竜ヶ崎市
●竣工:1997年
●延床面積:113.97㎡

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