『環境と共生する暮らし方教室(夏編)』のご紹介

一般社団法人 環境共生まちづくり協会(略称:kkj)では、省エネで快適な暮らし方を学んでいただくための『環境と共生する暮らし方教室』を実施しています。

川崎市立川崎小学校での暮らし方教室の様子/なんと参加した子供たちに「すだれ」を知っている子は1人もいなかった。

「涼しさのヒミツを探そう!」をテーマに、川崎市立川崎小学校の寺子屋の子どもたちを対象に開催した『環境と共生する暮らし方教室(夏編)』の様子をご紹介します。

子供たちと一緒に、小学校の教室や校庭で「暑いところ」と「涼しいところ」を探しながら、暑い夏を涼しくすごすためのヒントを学びました(実施日:2025年7月12日)。

当日は、ワークショップ形式で開催。まずは涼しい教室の中で、栗原潤一氏(環境共生まちづくり協会・運営委員長)による「夏はなぜ暑い?」の講義と、当協会作成のアニメーション「涼しい家のヒミツ」を鑑賞してもらい、「なぜ夏は暑いのか?」「涼しさはどうやって生まれるのか。」についての基礎知識を参加者に伝えました。
その後、2人1組になり、「教室の中の一番涼しいところはどこか?」という予想を立ててもらいました。選択肢は「床」「窓」「壁」「天井」の4つです。予想を立てた後に、教室の「床」「窓」「壁」「天井」のそれぞれの表面温度を放射温度計を使って実測してもらいました。その後、サーモカメラで撮影した室内の画像を部位別に見ながら、みんなで答え合わせしました。
冷房の効いている室内の表面温度の差はそれほどありませんが、天井にある冷房の吹き出し口の表面温度が一番低いことが画像から分かりました。
また教室のホワイトボードに異なる色紙(水色、白、黒)を貼り、表面温度の違いを確かめてもらいました。校庭での実測値との違いを体感してもらうためです。
次は外の環境「校舎」「植物」「地面」「すだれ(日向、濡れた所)」で一番表面温度が高いところはどこか、「水色」「白」「黒」の色紙で一番暑いのは何色かについて、それぞれの順位を予想してもらいました。予測ができたら、靴を履いて、みんなで校庭に出て実測しました。
校庭での実測を終えて、教室に戻ったら栗原氏が撮影したサーモカメラの映像を見ながら、みんなで最後の答え合わせをしました。

室内での座学に加えて、校庭に出て「すだれ」に霧吹きで水をかける。放射温度計を使い、乾いている部分と濡れている部分の表面温度の違いを確かめる。
見ただけでは表面温度の違いはわからないが、サーモカメラで撮影すると...。
サーモカメラ撮影した画像を、室内に戻って子供たちに見せると驚きの声があがった。
『環境と共生する暮らし方教室(夏編)』を終えて

【参加者からの感想】
・外で色紙の(表面の)温度を測ってみて、黒が一番暑いことがわかった。
・水で濡れていた部分は温度が下がっていた。
・すだれを測定してみて、すぐに自分の家でもやってみようと思った。
⇒カーテン等、部屋の内側で日射を防ぐよりも、すだれ等を使って窓の外側で日射を防ぐ方が効果が2倍高いので、すだれの活用をお勧めしています。

【参加者からの質問】
・どうして白が一番暑くなりにくいの?
⇒白はお日さまの熱を反射するので、一番涼しい。黒は反対に熱を吸収しやすいので、冬に黒っぽいものを着ると暖かい。

『環境と共生する暮らし方教室(夏編)』を通じて、参加者は自分自身でできる「涼しくすごすための工夫」を見つけることができました。
自分の着る服の色を考えたり、部屋の窓の前にすだれをかけたり、日がささない時間帯に家のまわりに水を撒いて熱を冷ましたり、明日からすぐに実践できることばかりです。

一般社団法人 環境共生まちづくり協会では、暮らしの中から始められる環境共生についての普及啓発を行っています。
『環境と共生する暮らし方教室』にご興味のある方は、kkjサイトの問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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