会員の環境への取り組み
OMソーラー組織

1995年、OMソーラーの考案者である「奥村昭雄」(建築家・東京芸術大学名誉教授)と、当時OMソーラーの技術的シンクタンクであった「OM研究所」が、国際太陽エネルギー学会(ISES)「クリストファーA・ウィークス賞」を受賞しました。OMソーラーの技術はもちろん、その実践的取り組み、OMソーラーの家の実績が、世界的にみても評価に値するものであることが認められた結果、授けられた賞です。
OMソーラー株式会社
2004年5月、OMソーラー17年の到達点と、地球時代が必要とするこれからの新技術を展開したOMの新社屋『地球のたまご』が、浜名湖畔(静岡県浜松市村櫛町)に完成しました。
OMソーラーシステムをはじめとする様々なパッシブ要素技術が実施されたこの建物は、低層2階建ての分棟型にて設計され、木材は、「近くの山の木で家をつくる運動」の先駆者とも言える地元の偉人・金原明善の植林した天竜杉を用い、OM木材乾燥庫で乾燥させて利用しています。また、「浜名湖の湖岸の再生」を目標とした水質浄化の取り組みや植栽計画など、5年、10年と、ゆっくりと時間をかけて成長を続けていく建物です。
[OMソーラー協会]
『環境と共生する地域建築の創造と普及を通じて社会に貢献する』 ──「OMソーラー協会」は、1987年、この理念を掲げ設立されました。協会は、それ自体は一つの経済活動(株式会社)ですが、その基礎は、この理念に賛同した、全国の地域工務店(OM会員工務店)のネットワークにあります。そして、パッシブソーラーの普及活動と各地におけるOM会員工務店による建築実践により、創立5年にして、日本の工務店グループとしては、質・量ともに日本最大のグループまでに成長しました。現在では、日本全国に実績をもつOMソーラーの家は、環境の世紀と言われる21世紀における住まいの在り方のひとつとして、さらなる大きな広がりを見せています。

建築設計:永田昌民+OM研究所 ランドスケープ:プランタゴ(田瀬理夫)
設備設計:科学応用冷暖研究所(高間三郎)
[OM計画]
「OM計画」は、12年間にわたり培われたOMソーラーの実績、その技術の研究・開発、建築における環境共生手法のノウハウなどの多くの蓄積をもとに、1998年に設立されました。
公共施設や民間の施設建築などの大型建築物におけるOMソーラーの技術導入の実施サポートを中心とした環境共生技術のコンサルティング業務を行っています。地域だけがもつポテンシャルの再確認・再発見を軸に具体的なノウハウの提案により、現在、学校や病院、福祉施設、郵便局など日本全国の施設建築に取り入れられ、その実績も500件以上を数えています。さらに、OMソーラー部材の販売・開発業務、OMソーラーの原理の他分野への応用や幅広い自然エネルギー活用の可能性の開拓・普及促進業務など、持続可能な社会と建築をつくるための一助となるべくその活動を進めています。
コスト | - |
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適応地域 | - |
補助金制度 | - |
環境共生手法分類
[省エネルギー型]
- ・太陽光のアクティヴ利用
- ・太陽光のパッシブ利用
- ・太陽熱利用
- ・風力発電
- ・採光/遮光
- ・熱損失の少ない建物形状
- ・住宅の適切な断熱・気密
[資源の高度有効利用型]
- ・生産・流通にかかるエネルギーの低減
- ・解体・更新にかかるエネルギーの低減
[地域適合・環境親和型]
- ・地域人材の活用
- ・地域資源(地場材)活用
[健康快適・安心安全型]
- ・健康配慮型の建材の使用
- ・自然素材の導入活用
- ・開放的でゆとりある空間確保
- ・通風・通気
- ・幅射冷暖房
- ・空気の清浄化
連絡先
会社・団体 | OMソーラー株式会社 |
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部署(担当者) | - |
所在地 | 「地球のたまご」OM計画: 静岡県浜松市西区村櫛町4601 |
電話/FAX | OMソーラー: 053-488-1700(代)/053-488-1701 OM計画 : 053-488-1550(代)/053-488-1552 |
電子メール | メールを送る |
関連サイト | http://omsolar.jp/ |