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環境共生住宅推奨部品データベース

換気機器

換気には、居住者に必要な新鮮な空気を安定的に供給しながら、生活に伴なう汚れた空気を排出し、カビやダニの繁殖を抑制し、冬期の結露を抑制するなど様々な目的があります。また、シックハウス対策のひとつとして常時運転を前提とした全般的な居室の換気、いわゆる「24時間換気システム」が義務付けられ、換気機器は重要性を増しています。

目次

部品リスト

1. 換気機器の使い方・暮らし方の工夫

居住者が、日常生活で取り組む上手な使い方、手入れ、使用上の注意点は下記の通りです。
(具体的な手入れや使用上の注意点は、機器メーカーの説明書やホームページ等を参照してください)


■ 手入れをする

換気機器は定期的なお掃除が必須です。汚れが付着すると換気能力が下がり、加えてエネルギーを無駄に消費していることになります。
換気機器のフィルターの交換や、ファン部分を取り外して掃除したり、外気の取り入れ口も定期的に掃除しましょう。
定期的な掃除が難しいこともありますので、汚れが付着しにくい機器を選ぶことも有効です。

■ きちんと動かす

シックハウス対策では、24時間換気が義務付けられています。シックハウス対策に限らず、開口部を用いた通風に加え、換気機器をきちんと動かして、汚れた空気を排出して、清浄な空気を取り入れること、湿気や臭気を排出しましょう。 換気については、一般社団法人日本電機工業会 のホームページが参考になります。

2.換気機器を選ぶ視点

環境に配慮した換気機器を選ぶ視点は下記の通りです。


■ 効率の良さ

○ 換気量あたりのエネルギー消費量

換気機器はモーターの仕様もしくは、種類によってエネルギー消費量に違いがあります。
例えば、DC(直流)モーターはAC(交流)モーターに比べ、1/4~3/4程度の消費電力になります。
またACモーターでも、最新の機器のものはより省エネ化が進んでいます。換気量当たりのエネルギー消費量の少ないものを選びましょう。

(掲載図の比較条件:三菱電機、DC(直流)モーター搭載タイプ(VD-18ZVX2-C)とAC(交流)モーター搭載タイプ(VD-18ZLXP9-CS)の消費電力の比較。24時間換気運転(弱)、60Hz開放風量時。 )


省エネ型換気機器の選び方や、設計の工夫については、「自立循環型住宅ガイドライン」が参考になります。
※出典:自立循環型住宅ホームページ(建築環境・省エネルギー機構  IBEC)

○ 熱交換効率

熱交換とは、室内の汚れた空気を排出する時に、熱の一部を回収して室内に入る外気に移すことです。そのため室温がほとんど変わらず、熱ロスが少なくなります。熱交換型には、熱のみを交換する「顕熱交換型」と、熱だけでなく湿気も交換する「全熱交換型」があります。熱交換型を採用する場合は、熱交換効率の高い製品を選ぶと省エネになります。 全熱交換型は寒冷地では冬期の省エネに効果的ですが、暖かい地域では必ずしも省エネにならないこともあります。採用条件としては、住宅の断熱性能が次世代省エネ以上で隙間風が少ない場合などがありますので、採用の際は検討しましょう。全熱交換型の採用条件については、「自立循環型住宅設計ガイドライン(建築・環境省エネルギー機構)」が参考になります。


■ お手入れのしやすさ

換気機器の性能を確保するには、定期的なお手入れが不可欠です。汚れがつきにくいコーティングを施しているタイプ、ファンを取り外して掃除ができるタイプなど、手入れのしやすい製品があります。こうした製品の選択に加え、定期的な手入れがしやすい場所に換気機器を設置するなど、設置位置にも配慮が必要です。


■ 廃棄物の発生を抑制

梱包材料を極力使用しないように、角だけ梱包したり、材料を全て段ボールに統一してリサイクルが可能なようにするなど、廃棄物の発生を抑制する取り組みをしている製品があります。


■ 室内空気汚染を防止

建物に用いられる建材以外にも、生活の中で持ち込まれる家具や、防虫剤や殺虫剤などから発生する有害物質が室内空気汚染を引き起こすことがあります。こうした有害物質が室内に滞留しないように、窓による換気に加え、換気機器の運転により室内空気を清浄に保つようにします。法律では24時間換気が義務付けられています。


■ 低騒音

ダクト式換気システムでは、本体構造を改善したり、 羽根(ファン)の改良による低速回転運転と音漏れを低減する構造で低騒音化を実現している機器もあります。

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