| 人は暑くなると汗をかきます。これは体温の上昇を防ぐ身体のメカニズムです。
汗は皮膚から気化熱を奪って蒸発するため、人は涼しさを感じます。さらに汗をかいたところへ、風が吹いていればどうでしょう?
また木陰が涼しいのは、木の葉からの蒸散によって葉と葉の間の空気の熱が奪われ、周囲の温度が下がるためです。
暑さは気温だけで決まるものではなく、放射熱や湿度・風によっても影響されます。涼しさを生み出すポイントは、まさにここに隠されているのです。
(蒸散:木は根から水分を吸い上げ、光合成により酸素を作ります。残った水分は水蒸気にして葉の裏側から放出しますが、液体が気体に変わる際には熱が必要となります。蒸散は葉のまわりの空気中から熱を奪うため、結果、周囲の温度を下げることにつながります) |