水の惑星「地球」の水資源
生活の中の水

地球上の総水量(約14億km3)のうち、川や湖沼、地下水などの淡水は0.8%、
そして人が飲料などに使いやすい水にいたっては総水量の0.01%しかありません。
この限られた水を64億7700万の人たちは、どうやって使っているのでしょうか?
日本を例にあげ、その内訳を探ってみましょう。


日本の水収支
日本では1年間で平均6,500億m3(1971年~2000年までの30年間の平均値)※の雨が降ります。降った雨の内35%(約2,300億m3)は蒸発散してしまいますが、残りの65%(約4,200億m3)は利用可能な水の量として考えられ、これを「水資源賦存量(理論上、人が最大限利用可能な量)といいます。しかし実際に使用している水量は、2003年の取水量ベースで年間約839億m3であり、平均的な水資源賦存量の20%に相当します。降って使用されなかった雨水(3000億m3以上)は洪水になって海に流れ出したり、地下水として蓄えられたりしています。



家庭での水の使用量
家庭で使用される一人あたりの1日の使用水量は、昭和59年には215リットルでしたが、生活が便利になり水道水を使う機器が増えたこともあって平成6年、平成11年には248リットルと大幅に増えてしまいました。しかし節水機器の技術の向上や普及を反映してか、平成16年には家庭での一人あたりの平均使用水量は244リットルと減少しています。
使用目的の 割合で見ると、トイレ(28%)、風呂(24%)、炊事(23%)、洗濯(17%)と主に洗浄を目的に使用されています。

出典 :東京都水道局パンフレット「節水の習慣~上手に使って大切な水~」より
 
生活の中の水
次に、 あなたの一日の生活を例にあげ、どれだけの水をどんなことに使っているか、一緒にみていきましょう。下記の表に、あなたの一日の行動を思い浮かべながら回数を入れていってみてください。
 
■ やってみよう!あなたの一日の水の使用量 ■

使用項目 状態 おおよその使用量 回数 小計(リットル)
洗顔 1分間の流水 12リットル/回 L
歯磨き コップ使用時

0.2リットル/回

L
シャワー 10分間の流水

120リットル/回

L
風呂 1杯
200リットル/回
L
炊事 食器洗いなどで1分間流水

12リットル/回

L
洗濯 小型4.2kg全自動

115リットル/回

L
大型8.0kg全自動

144リットル/回

L
洗濯乾燥機大型8kg-洗濯時

125リットル/回

L
      〃      -乾燥時

104リットル/回

L
トイレ

8リットル/回

L

6リットル/回

L
あなたの1日の使用水量 L
平成16年度の平均使用水量 244リットル

 参考資料:東京都水道局パンフレット「節水の習慣~上手に使って大切な水~」
       財団法人/省エネルギーセンター「家庭の省エネ大辞典(第3版)」


    例えばこんな感じ…。

  • 朝の洗顔(流水1分間)+帰宅後の手洗い(流水1分間)+夜の洗顔(流水1分間)=12リットル×3回=36リットル
  • 歯磨き(コップ使用時)×3回=0.6リットル
  • 夜のシャワー(10分間の流水)×1回=120リットル
  • 炊事(朝ご飯+夜ご飯の準備)+(食器洗い2回)=12リットル×4回=48リットル
  • 洗濯(家族4人で大型8.0Kg全自動洗濯機1日1回)=144リットル×1回÷4(人)=36リットル
  • トイレ大1回+トイレ小8回=8リットル×1回+6リットル×8回=56リットル

    全部足すと… 「296.6リットル」 なんと、平均値をオーバーしてる!
    ちなみにこの量を2リットルのペットボトルの本数に換算すると、なんと約148本!

    生活スタイルによって、この使用水量は違ってきます。ぜひ、あなたの1日の生活を思い浮かべながらご自分の使用水量を試算してみてください。お風呂の残り水を洗濯に利用したり、トイレの大小レバーの使い分けたりするなど、ほんのちょっとしたことで、けっこう節水できるのだと実感していただけるのではないでしょうか?



大切な資源だからこそ
顕在化しつつある地球温暖化の影響を受け、私たちの暮らしを取り巻く水環境も変わりつつあります。
例えば、集中豪雨や台風が増える一方で、雨がまったく降らない地域が出るなど、水循環のバランスの崩れを表すようなニュースが、日本国内だけでなく世界各国からたびたび飛び込んできます。

水は生物が生き延びるためになくてはならない大切な資源です。それと同時に洪水や土砂災害など、深刻な自然災害をもたらす厳しい一面も持っています。

これから私たちは、どんな風に「水」と共に暮らしていけばよいのでしょうか?環境共生住宅の観点から、そのヒントを探していきましょう。
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