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N邸 『土間縁側によるパッシブデザインを追求』

土間縁側によるパッシブデザインを追求した木造戸建住宅。緩やかな南向きの斜面にあり、南面に大きな開口を設けることによって冬の日射を取り込む。土間縁側でその日射熱を蓄積し、暖房は朝夕わずかで済ますことができ、夏は北側に開けた地窓から涼しい風が取り込める。近所の人が立ち寄る縁側、ギャラリーとして活用されている自然素材の室内空間など、陽と風と人に対して開けたり閉めたりしながらのパッシブデザインが豊かな生活をみせている。
●事業者:個人 / 所在地:茨城県笠間市
●竣工:1997年
●延床面積:127.05㎡

Silent Cabin 『外部のスノーブレードによる雨や雪とのファジーな関係』

里山の風情のある田園地帯にある北海道の原風景にふさわしい近未来住宅。ロードヒーティング用のパイプによる床暖房を入れた居住部分を断熱でくるみ、暖房効率を向上させている。また、半透明のポリカーポネート波板によるスノーブレードにビニールハウスのような外観を持たせ農村風景に融合させている。
●事業者:個人 / 所在地:北海道石狩郡
●竣工:1999年
●延床面積:59.62㎡

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