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埼玉出身で、現在東京住まいのmoriです。 今年、東京の桜は異様に早く、3月22日の開花宣言後から一気に満開になりました。 東京からの便りとして、第1回目は東京の桜の様子をお伝えします。(写真は全て08年04月03日撮影)
 世田谷区/岡本民家園の桜
 アブラナ科とおぼしき紫色の花。(ムラサキハナナか?ゴウダソウか?)
 桜と同じ時期に咲く山の花「ヤマブキ」
東京は広いまちです。そして桜の名所がたくさんあります。 私が特に好きなのは、千鳥ヶ淵の桜です。(都内でも随一のサクラの名所と言われるだけあり、水面に映える桜の山は圧巻です。) でもそういう、いわゆる名所は混んでいるので、近所を散歩がてら花見を済ます人も多いのではないでしょうか。 私の会社は世田谷区岡本というところにありますが、国分寺崖線の上に立地していることもあり、都内とは思えないほど緑の多い場所です。 保全緑地の他にも大きな御屋敷が多いので、ちょっと歩くだけで色んな種類の桜や色んな種類の春の花を見ることができます。
 世田谷区/新丸子川のオオシマザクラ、ソメイヨシノ
 世田谷区/しだれ桜
 世田谷区/新丸子川沿いのマメサクラ
日本で一番植えられている桜は「ソメイヨシノ」。超が付くほどポピュラーな桜です。 桜には園芸種を含むと200種以上のものがあると言われます。このソメイヨシノという桜も園芸種で、「エドヒガン」「オオシマザクラ」を掛け合わせて作られました。

ソメイヨシノは江戸時代の末期に江戸の染井村(現在の豊島区)で開発されて、当初「吉野桜」の名前で売り出されていました。この「吉野」とはもちろん奈良の桜の名所、吉野にちなんだものでしょう。 その後、明治33年に出版されたとある雑誌の論文で、「染井吉野」という和名が付けられ、現在、日本で最も馴染みのある桜になりました。 このように桜という木には園芸種が多くあります。しかしそれ以外にも、山に行くと見かける「ウワミズザクラ」のような自生種もあります。花の見た目は白い花がブラシ状に咲く感じで、ソメイヨシノとは全く似ていませんが、両方とも同じバラ科サクラ属の樹です。 お花見をするときに「あれは何桜だろう。」と思って、桜の花や葉をよくよく観察してみるのも面白いです。葉っぱが先に出ているか、花だけ先に咲いているか、花は何色か、などが見分けるポイントになります。 ソメイヨシノに比べて花の色が白っぽく、葉と一緒に花が咲いている桜はたぶん「オオシマザクラ」でしょう。(乱暴?)
そんな風に、東京でいわゆるお花見ではなく、色んな種類の桜を見てみたい人には、「多摩森林科学園」をオススメします。 ここには桜図鑑ともいえる桜の保存林があり、一般ではお目にかかれない種類の桜が多くあります。 緑色の桜「鬱金」、太い枝の先に丸く固まって咲く「虎の尾」、楊貴妃や普賢像といった八重桜等々、桜と言えば「ソメイヨシノ」ではないお花見を楽しめる場所だと思います。 里桜はソメイヨシノなどよりも咲く時期が遅いのもいいところ。でも、ここも他の東京都内の桜の名所と同じように年々人気が高まり、特にこの時期は人出が集中するようなので、土日祝に行かれる場合は混雑を覚悟したほうがよさそうです。
■多摩森林科学園 http://www.ffpri-tmk.affrc.go.jp/
桜が咲く時期、紅葉が色づく時期、季節の変わり目と同時に景色が変わる時、私たちはなんとなくそわそわと浮かれ始めます。 東京という大きなまちに暮らしていても、季節の楽しみはあるというか、むしろ都市の人口が増加すればするほど、その「季節を楽しもうとする行楽」は集中、加熱気味にあるとも言えます。 (夏の花火大会が増え、浴衣を着ていく場も人も増加しているように)
でもその心の浮かれ具合を、幅広く色んな世代が持ち合わせている感じを、私はとても愛しく思います。 花が咲いた、紅葉が色づいたに一喜一憂する国民性とでもいいましょうか。
どんなに住宅の工業化や設備の性能が上がっていったとしても、花の咲いた散ったに一喜一憂する感性がある限り、暮らしの季節感というのは途絶えようがない感じがするのです。 だからなのか、この時期になると浮かれる・花見が好きな国民性に、なぜかこれからの住宅の在りよう、展望に関して明るいものを見たりもします。 楽観的すぎますかね。
 日当たりが良く、咲き始めが早かった桜はすでに散り始めています。
 桜の花が終わると、木々の芽吹きが始まります。 今度は緑の美しい季節が、東京にもやってきます。 |
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